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第14回放送 アートを通して生まれる、子どもたちとの絆

出演:徳島県立近代美術館ボランティアグループ「ビボラボ」副代表 武知康広さん
徳島県立近火美術館上席学芸員 友井伸一さん

 徳島県立近代美術館ボランティアグループ「ビボラボ」の「ビボラボ」とは、美術館、ボランティア、そして研究室 という意味のラボラトリーの3つの言葉から生まれた造語です。

もともと徳島県立近代美術館が一般の人に呼びかけた美術館ボランティアが、独立してできた「ビボラボ」。 その活動の第一の目的は、地域の人にもっと美術館を身近に感じてもらうこと。一般的に敷居が高いというイ メージを持たれている美術館に、気軽に足を運んでもらうためには、既成概念を超えたユニークな発想やアイ デアが必要だと学芸員の友井さんは言います。

現在、「ビボラボ」の会員は16名。定期的に美術館に集合し、友井さんをはじめとする学芸委員とメンバー が時間をかけて話し合い、実現に向けて具体的なスケジュールを立ててゆきます。
対象は主に子どもたち。ただ絵を描く指導をしたり、作品を鑑賞するのではなく、「ビボラボ」ならではのユニー クな取り組みは、子どもたちの好奇心や感性を刺激しているようです。美術館だけでも、一般ボランティアだけ でもできない、お互いが協力して始めて実現する芸術と子どもたちのふれあいの場。学芸員の友井さんも「ビ ボラボ」の武知さんも、自由な発想で芸術と触れ合う子どもたちの輝く表情を見て、改めて美術館のそして芸 術の必要性を痛感したといいます。

そして「ビボラボ」の活動は、芸術という大きなフィールドの中で、美術館と地域のボランティア、そして子どもた ちとの絆を確かな物にしています。

「ビボラボ」では、現在、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。活動内容は徳島県立近大美術館の ホームページをご覧ください。あなたも[ビボラボ]の活動を通して美術館をもっと身近なものに、そしてアート を通して、さまざまなこころのきずなを描いてみませんか。