今は、漫画家でありイラストレーターとして活動を進めていますが、漫画家を本格的に志したきっかけは2015年 NHK主催 全国学生選手権で準優勝となって「自分の作品で何かを伝えることができるかもしれない」と強く思ったときですね。その後いろいろな人の支援や開業に向けてサポートをしていただきながら高校在学中にプロの漫画家として起業しました。

　もともとイラストを描くようになったのは幼少の頃に手塚治虫先生の「ブラックジャック」を読んだとき。最初はノートの端にちょこっと書いたりすることはしていたのですが、だんだん本格的に描くようになっていきましたね。今は漫画やイラストを、PCを使ったデジタル描画で行っていますが最初の線を書き始めるときが今でも緊張します。一度描き始めると緊張感はほぐれてきますね。

　漫画家になるには、通常ならプロ漫画家のアシスタント経験を重ねたり漫画賞に応募したりします。現在はネット上に作品を公開して多くの人に見てもらえる時代。ネットからいろいろな意見やお話をいただける可能性がありますし、同じようにネット上で活動しているクリエーターから刺激をもらうこともあります。作品を作るときは、話しの流れなどを描くネームを考えるときは苦労します。でも些細な事でストーリーのアイデアが浮かんでくるので、すぐに携帯電話のメモ帳に記録したりして保存しています。

　漫画やイラストは多くの人がクリエーターとして活動している世界です。近代のいろいろな思考や情勢を学んで、表現できる漫画家として活躍していきたいです。