放送局でレポーターをしていた経験を活かして、徳島の魅力を発信する動画を作る会社を設立。その活動で四国八十八ケ所霊場を取り上げたときに「海外の人はどのように、この文化を見て感じているのか？」というのを改めて考えたのと、私自身が1200年祭のときに四国八十八ケ所霊場を回った時に感じていた「自分は、般若心経はもちろんお遍路を良くわかっていないな？」ということ。ならば「初めてお遍路を回る海外の人に、本当の魅力を正しく伝えたい！」と思って般若心経をローマ字で伝えたらどうか？と感じたのが今の活動を始めたきっかけです。

　外国人向けの経本の表紙はカラフルで見た目は鮮やかにしています。せっかく作るのなら、使いたくなる、そして喜んでもらえるものにしたいと思って華やかにしています。さらに和を感じられる友禅和紙を使用し、表紙には阿波のしじら織りを使うなど徳島らしさにこだわっていますね。また般若心経は漢字とローマ字、そして意味を記載。通常であれば縦書きになるのですが、ローマ字で記載するので横書きにして読みやすくしています。日本人なら漢字から何となく読むこともできますが、外国の方にはわからないことも多いですからね。その部分も含めて、少しでも読みやすくなるように工夫はしました。

　2020年には「東京2020オリンピック・パラリンピック」もありますし、大好きな徳島をもっと海外に発信できればと思っています。あと最近、お経（般若心経）の勉強会を開いて、お経（般若心経）を紐解きより理解を高めてもらうことができないか？と計画…。

　実現できるように日々前に向けて進めていますよ！