「あすなろ会」は、昔あった石井町婦人会という組織の閉会とともに「なにかボランティア活動を続けたい」と思った有志でスタートさせました。そのボランティア活動のひとつが案山子づくりで、白雪姫と7人の小人、桃太郎、浦島太郎など童話をモチーフにしたものが多くあります。

　案山子づくりは2011年4月にスタートさせました。当時はすでに神山町が案山子で有名になっていたので、教えをいただくために神山町に伺ってきました。丁寧で分かりやすく教えていただけたので「自分たちの活動でも案山子は作れるかも？」と思ったのは覚えています。よくいろいろな人に「なぜ案山子を作ることにしたの？」と聞かれます。私たちがいつも答えているのは「子どもたちが少しでも事故に合わないよう。そして案山子で喜んでくれるかな？面白がってくれるかな？と思ったから」です。そのため作った案山子は安全を願いながら生活道の道沿いに設置しています。最近は石井警察署の前にも置いていただけることにもなったので安全運転運動に少しは役立っているかな？と思ったりもしています。活動をしていて何よりも嬉しい事は、子どもたちからお礼の手紙をいただけたときですね。「あすなろ会のおばさん、ありがとう」と手紙をもらえた事は、とても励みになっています。

　ただ、今はメンバーがある程度充実していますが、将来のことを考えて新しいメンバーを募集しています。なんとしてもこの活動は続けていきたいし、私たちの活動を継承してもらいたいので、皆さんの参加を期待しています。