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episode17

徳島の藍染め文化をもっと
多くの人に広めていきたい!

出演/藍染作家 三木 真由美さん

 藍染めは大学に入ってから初めたので活動は8年ほど。でも大学在学中は藍染作家として活動をしていくことは考えていませんでしたが、文化祭で展示している作品を見てくれていた方々から「来年もこういった作品が欲しい」「こういった柄の作品を見てみたい」といった声を聞いているうちに「もっとスキルを磨きたい」という気持ちが高まって決意しました。

 藍は手間がかかりますし、その時の状況によって変化が激しいです。染料の量が多いと力仕事も多くなります。でも手間を掛けた分だけ、染めたときの色が良くなるので気を抜けない作業の連続ですね。藍の準備をしていると藍がいろいろな表情を見せてくれるんですよ。藍が元気だと撹拌しているときに藍の花が見えるし、大量に染め物をした翌日だと藍の染料の表面に疲れた表情が見えたりしますよ。まだ8年目の経験では判らないことも多いですが、変化を楽しんでいます。藍染め作品を買ってもらえるのはもちろん嬉しいですが、買った商品を「長く着たいから染め直して欲しい」という声をいただけるのも嬉しいです。藍染めは染めれば染めるほど、その生地が強くなるのでより長く使っていただけるようになりますね。そういった流れで「モノ」を大切に使うことにつながればと思いますし長く使ってもらえるお手伝いができるのは喜びです。

 近年「藍」が見直されて興味を持ってくれる人が増えていますし徳島の藍染め人気が高くなってきているので、オリンピックが終わっても藍の人気が続くようになればと思います。

 そこに向かって「染」の技術を磨いていきたいですね。